羊毛フェルトって何?
こんにちは。羊毛フェルト作家の「カントリージャム」です。
- 羊毛フェルト、気になってるけど難しそう…
- 何を用意したらいいのかも分からなくて、まだ始められていない…
- 挑戦したけれど、失敗しちゃった!やっぱり無理なのかな〜
そんなふうに感じている方にこそ、読んでほしいブログです。


はじめまして。羊毛フェルト歴17年、日々看護師として働きながら、
“ものづくりの時間”を大切にしています。
「年齢に関係なく、自分の好きなことを続けていけたら」──そんな想いを込めて、発信しています。
羊毛フェルト可愛いし、柔らかくて、あったかそう〜
でも、自分で作るのは難しそう・・・
そう言いつつも、その魅力から離れることができなかった私。



最初は、思った形や固さにならないことも多くありました。
でも、少しずつ作るうちに
「楽しい!」
「もっとやってみたい!」
という気持ちが生まれてきて、気づけば夢中に。
今では、ふだんの暮らしの中で“ほっこり”を届けてくれる、かけがえのない手しごとになりました。
このブログでは、そんな羊毛フェルトの世界を
初心者さんにもわかりやすく、やさしく丁寧にお伝えしていきます。
今回のテーマは・・・



「羊毛フェルトってどんなもの?」「どんな楽しみ方があるの?」
という基本のお話。
はじめの一歩として、気軽に読んでみてくださいね。
羊毛フェルトとは?
羊毛フェルトとは
羊の毛をチクチク刺したり、水と石けんでゴシゴシこすったりして、ふわふわの繊維をからめて形にしていく素材のこと。
もこもこした羊毛が、少しずつしっかりとした形に変わっていくのは、とっても楽しくてちょっと不思議。
ちょっと曲がっても、すこし歪んでも大丈夫。
それがハンドメイドならではの、あたたかくて味わいのある魅力になります。
「まっすぐじゃないからこそ、かわいい。」
そんなやさしさに、きっと出会えるはずです。
羊毛フェルトの歴史
実は羊毛フェルトには、とっても長い歴史があるんです。
なんと、約8000年以上も前から使われていたんだとか!


昔の遊牧民族の暮らしの中では、テントや衣類、敷物などにフェルトが使われていました。
古代エジプトの遺跡からも、フェルトの帽子や服が見つかっているそうですよ。
日本では比較的新しいクラフトですが、**世界中で長く愛されてきた「手しごと」**なんです。
羊毛フェルトで作れるもの
羊毛フェルトは、アイデアしだいでいろんな作品が作れます♪
- 小さなどうぶつのマスコット
- ブローチやアクセサリー
- コースターやマットなどの実用雑貨
- バッグやポーチなどの布小物
- 季節の飾りやオーナメント
などなど、幅広く楽しめます。


はじめての方でも、小さなものから少しずつステップアップできるのがうれしいところです◎
羊毛フェルトの技法って?
羊毛フェルトには、主に2つの作り方があります。
① ニードルフェルト(針を使う)
専用の「ニードル」と呼ばれる、細くてギザギザのある針を使って、羊毛をチクチクと刺していく方法です。
この針で刺すだけで、羊毛の繊維がからまり合って、だんだんフェルト状になっていきます。
立体のマスコットや、平面の刺しゅうのような作品も作れますよ。
音も静かで、おうちの中で気軽に楽しめるので、初心者さんにとってもおすすめです♪


② ウェットフェルト(水フェルト)
もうひとつは、水と石けんを使って羊毛をこすり合わせて作る方法。
繊維がしっかりとからまり合って、厚みのあるフェルトになります。
マットやバッグなど、大きめの作品にも向いていて、少し本格的な手しごとを味わいたい方にぴったりです。
こちらは↓コースターです。


はじめてさんのための道具案内
「羊毛フェルトを始めてみたいけど、何をそろえればいいの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
まずは、シンプルな道具だけでOK!
<おすすめの基本アイテムはこちらです。>
- 羊毛:初心者向けは、すでに色分けされたセットがおすすめ。
100均にもありますが、手芸店の「ハマナカ」や「クロバー」などのメーカー品は質が安定していて扱いやすいです。 - ニードル(針):先端にギザギザがあり、羊毛をフェルト化させる専用の針。
数種類入ったセットが便利です。 - フェルティングマット:針を刺すための土台。
スポンジタイプやブラシタイプがあり、テーブルを傷つけずに安全に作業できます。
最近では、スターターキットも充実しています。
羊毛・ニードル・マットがセットになっているので、「とりあえずやってみたい!」という方にはピッタリです。
後日、詳しく説明しますのでお待ちくださいね!
羊毛フェルトを通して感じたこと
私が初めて作ったのは、水フェルトの技法を使ったコースターでした。
友人に教えてもらった通りに作ったつもりが…
- 羊毛の厚みが左右でバラバラ
- 正方形にしたかったのに歪んでしまう
- シート化が甘くて、ふわふわ過ぎる仕上がり
- 羊毛刺繍もうまく刺せずガタガタに…
それでも出来上がったコースターは、なんとも言えない温かさがあり、どこか北欧風の雰囲気さえ感じるものでした。
夢中になって作りすぎて、ちょっと頭が痛くなったのも今では良い思い出です(笑)
何個か作るうちに少しずつ形になってきて、母や妹にプレゼントしたこともありました。
「可愛い〜」と手に取ってもらえた時の嬉しさは、今でも忘れられません。
実際に使ってもらって、耐久性や使い心地の感想をもらったことが、次の作品づくりのヒントになりました。
もちろん私自身も使ってみますが、他の人からの感想って、本当に貴重なんです。
こうして少しずつ、自分の思い描く形に近づいていく。
羊毛フェルトが、日々の暮らしの中にほっこりする時間を届けてくれることが、今の私の何よりの喜びです。
カントリージャムでお伝えしたいこと
このブログでは、初心者さんでも楽しめるように、平面作品からスタートして、「まずはブローチをひとつ完成させる」ことを目標に進めていきます。


たとえば…
- 作り方のポイント
- よくある失敗とその対策
- おすすめの道具や材料の選び方
- 制作の裏話やエピソード
などなど、やさしく・ていねいにお伝えしていきますね。
「作ってみたいけど、ちょっと不安…」
そんな気持ちに寄り添えるような、ほっこり温かいブログを目指しています。
最後に…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
今回は「羊毛フェルトって何?」という入り口を、そっとのぞいていただきました。
次回からは、いよいよ「実際に作ってみよう!」という内容に進んでいきます。
少しずつ、一緒に楽しんでいけたらうれしいです。
ふわふわの羊毛から、あなただけのかわいい作品が生まれるその日を、楽しみにしています♪
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
とっても楽しくて、ワクワクしますよ〜🌿
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